G-ZAWA’s Diary

じーざわの日記

暦の上では

二月が短いというのもあって、月立ちが早く感じられました。

 

三月のことを旧暦で弥生と呼ぶのは、

「木草弥や生ひ月」

というのが詰まって

 

やよひと為ったのが

 

由来とされているそうです。

 

 


ところで、

 

十月のことを英語でOctoberというのを

私が初めて習ったのは、小学校の英語の時間でしたが、

幼い私はこれに少々違和感を覚えていました。

 

というのも、

オクトパスの由来は足が八本であることや、

オクタゴンとは八角形を指す言葉であることを知っていたからです。

 

ここまで書いて、

私はこれを読むのが英語に精通した人物だったと思い出して

今更になって二の句を綴るのを躊躇っていますが、

 

英語で自己紹介する際、

私は八月生まれですと言うのを、

 

十月生まれです

 

とよく言い間違えては注意されていました。

 

今ではもう十月生まれを自称することはなくなりましたが、

オクトーバーで十月というのが

どうにも腑に落ちず調べ、

やはりoctoとは八を表すラテン語と分かり、

これを以て私の言い間違えは論理的に正しい

と証明できましたが、

 

ここで

「なぜ八なのに十月なのか」

という疑問が改めて生じました。

 

グレゴリオ暦の起源と

ラテン語圏は同一地域ですから、

英語での月の呼び名もそこから派生したものと考え

調べた所、

 

古代ローマロムルス暦では

農業をしない冬の期間に月が存在せず、

暦月が十しかなかったと分かりました。

 

つまり昔は一,二月が存在せず、

現在の十月に当たる月はちょうど八番目、

よってOctoberというのが答えでした。

 


ローマの旧暦では最初の月である三月。

 

季節も移ろい、草木もいよいよ生い茂る春の始まりに、私も一歩成長し、新たなスタートラインを切りたいと思います。

 

 

 


追伸 ロムルス暦の次に作られたヌマ暦では1,2月が追加され、2月が年末になりました。閏年に1日増えるのが2月なのはその名残だそうです。

 

 

※この文章は、日直日誌の自由記事欄に掲載した文章に一部加筆及び修正を施したものです。